東海旅客鉄道(JR東海)は、SiC(炭化ケイ素、シリコンカーバイド)を用いたパワー素子搭載の新幹線車両用駆動システムを開発した。同社によれば、実用化のメドが立ったことで、今後東海道新幹線への導入を検討するという。 JR東海によれば、2012年にSiCパワー素子適用の駆動システムの検討を開始。2014年に、同システムの試作に着手した。2015年5月からは、同システム搭載の「N700系」の試験車両を用いて走行試験を実施している。SiCパワー素子を適用した鉄道車両は既に実用化されているものの、新幹線のような高速鉄道に適用しての営業線上での試験走行は「世界初」(同社)である。
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