ウエストホールディングスの子会社であるウエストエネルギーソリューション(広島市)は、佐賀県杵島郡白石町と「水上メガソーラー」の建設に関する協定を締結した。同町内の有明貯水池の約5%に当たる3万1120m2に出力約2MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を設置する。
ため池の上にフロート式の架台を浮かべ、約9500枚の太陽光パネルを据え付ける。太陽光パネルは同社オリジナル品、パワーコンディショナー(PCS)はHuawei(ファーウェイ)製を採用する。
同社は、埼玉県の桶川市でフランス製のフロート式架台を使って水上メガソーラーを建設した実績がある。白石町の案件では、同社オリジナルのフロー式架台を開発し、キョーラクにOEM(相手先ブランドによる製造)を委託した。総工費は約7億円。
今月末の着工で8月末には完成し、2016年4月には発電を開始する予定。白石町は、収入として、施設利用料249万円と太陽光発電設備の設置に伴う固定資産税、法人町民税を得ることになる。