大手太陽光パネルメーカーのハンファQセルズは6月1日、韓国において、年産能力1.5GWの太陽電池セル(発電素子)工場を新設するとともに、同250MWの太陽光パネル生産ラインを増設すると発表した。

 太陽電池セル工場は、忠清北道(チュンチョンブクド)の鎮川郡(ジンチョングン)に建設し、2015年末の竣工を予定している。

 太陽光パネル生産ラインは、同じ忠清北道の陰城郡(ウムソングン)にある、年産能力250MW規模の工場に増設し、生産能力を2倍に増強する。2015年月9月の竣工を予定している。

 新設・増設後のハンファQセルズの生産能力は、現在の年産3.7GWから同5.2GWとなる。

 ハンファQセルズは、米国の再生可能エネルギー事業者のNextEra Energy Resources社と、出力1.5GW以上の太陽光パネルの供給契約を締結するなど(関連ニュース)、世界中で見込まれる太陽光パネルの需要に応える体制をさらに強化するとしている。