米Jawbone社のJason Donahue氏
米Jawbone社のJason Donahue氏
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活動量計の「UP2(アップツー)」。色はライトグレイヘックスとブラックダイヤモンドがある
活動量計の「UP2(アップツー)」。色はライトグレイヘックスとブラックダイヤモンドがある
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 米Jawbone社のProduct ManagerであるJason Donahue氏は2015年6月3日、東京都内で記者会見を開き、6月中旬に販売を開始する活動量計の新製品「UP2(アップツー)」の特徴などを解説した。UP2はJawbone社の活動量計の中で、プレミアムモデルの「UP3」とエントリーモデルの「UP move」の間に位置付けられる。3軸加速度センサーなど従来製品であるUP24の機能をすべて引き継ぎながら、体積をUP24から45%減らして軽量化した。値段は1万4400円(税抜)。

 Donahue氏は、活動量計の機能を持つウエアラブルデバイスを「運動中の心拍数などを調べるワークアウト型」、「スマートウォッチ型」、「1日24時間の活動を記録するライフスタイル型」の3つに分類し、Jawbone社の製品はライフスタイル型に属するとする。「1年の365日を睡眠(ASLEEP)、休息(AWAKE & IDLE)、活動(AWAKE & ACTIVE)、運動(ACTIVE LOGGED WORKOUT)に分けると、人間は睡眠に112日、休息に243日を費やしており、運動時間は2日程度に過ぎない。多くの活動量計は運動だけを重視するが、我々の製品はライフスタイル全体を記録するものだ」(Donahue氏)。

 このためUP2は長期間にわたって連続使用できるように、1回の充電で最長7日間使用できるリチウムイオンバッテリーを搭載。デザイナーに著名なインダストリアルデザイナーのYves Behar氏を起用し、ライフスタイルになじむスタイリッシュかつエレガントなデザインを実現したとする。

 UP2のアプリケーションは日本語、英語を含む12カ国語に対応しており、iPhone 4s以降、iPad第3世代以降、iPad mini/Air、Android 4.0以降などで稼働する。アプリケーションはUP2が記録した生活状況にもとづいて、望ましい就寝時刻など健康なライフスタイルを指導する「Smart Coach」機能を提供する。

 なお米Jawbone社では、歩数などの活動量を友人に見せて競い合うためのアプリケーション「Duels」を2015年6月第2週にリリースする。Duelsは、Jawbone社の活動量計ユーザーはもちろん、加速度センサーを備えるスマートフォンがあれば、誰でも無料で利用できるという。