図1:HKEF会場の入り口。出展者数は、併設のICTExpoを含めて3228。中国、香港以外の出展者は321で、19の国と地域から集まった。
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 中国や新興市場で求められているのは、1歩先でも半歩先でもない、0.1歩先のものづくりである。手頃でちょっと気が利いている。そんな商品を競う巨大トレードショーが、毎年春と秋、香港や中国・広東省で開催されている。2015年4月14~16日に開催された「Hong Kong Electronics Fair」には、タブレット、モバイルバッテリー、LED照明、スマートウォッチなどが非常に多数出展されていた(図1)。こんなコモディティーのカオスの中で、筆者の目を引いた展示品を以下に紹介する。