イタリアの再生可能エネルギー発電事業者であるエネル・グリーン・パワー社は5月21日、南アフリカで合計出力82.5MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「Pulida」の建設を開始したと発表した。

 稼働後の年間発電量は、南アフリカの一般家庭約4万8000世帯の消費電力に相当する、150GWh以上を見込んでいる。

 南アフリカ政府による、独立系発電事業者からの再生可能エネルギー調達プロジェクト「Renewable Energy Independent Power Producer Procurement Programme(REIPPPP)」の対象として、2013年10月に認可された。

 20年間の電力供給契約に基づいて、南アフリカの電力会社Eskom社に売電する。

 エネル・グリーン・パワー社は、南アフリカで再生可能エネルギー発電所の開発に乗り出している。建設の認可を受けた発電所として、風力では出力111MWの「Gibson Bay」、同88MWの「Nojoli」、太陽光では同82.5MWの「Aurora」、同82.5MWの「Paleisheweul」、同66MWの「Tom Burke」がある。

 また、出力10MWのメガソーラー「Upington」を運用しているほか、最近、新たに合計出力425MWの風力発電所を建設する認可を得ている。