登壇する中村氏
登壇する中村氏
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日本での事業展開を語るFarraway氏
日本での事業展開を語るFarraway氏
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発表会の最後は日本オフィス開所を記念して乾杯。写真の左側手前にいるのがアイリスオーヤマの大山氏
発表会の最後は日本オフィス開所を記念して乾杯。写真の左側手前にいるのがアイリスオーヤマの大山氏
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 LEDのベンチャーである米Soraa社は、日本オフィスの開設を記念して報道機関向けの発表会を2015年4月23日に開催した。同社 Senior Vice President のNick Farraway氏の他、共同設立者(co-founder)で、米University of California, Santa Barbara(UCSB) 教授の中村修二氏が登壇した。この中でFarraway氏は、日本市場の重要性を説くとともに、販売促進に力を入れることを強調した。既にウシオライティングを通じてSoraa社のLEDランプを日本市場で販売しているが、Soraa社もLED製品の販売・営業を仕掛ける。こうしたテコ入れ策によって、日本市場において、2015年では2014年を上回る「300万米ドル」(Farraway氏)の売り上げを目指すという。

 Soraa社は、中村氏を含めた、UCSBの教授3名が2008年に設立した企業である。2012年から米国でLEDランプの販売を開始し、2013年から米国外でも販売を始めた。その際、ウシオライティングを通じた販売が始まった。2014年の売上高はおよそ40億円と急成長している。

 中村氏は、「Soraa社のLEDランプは自然光に近い理想的な白色を出せる」とし、照明デザイナーに好評だということを強調した。同社の白色LEDは、紫色LEDチップに、赤色と青色、緑色の蛍光体を組み合わせて作られている。これにより、可視の波長域すべての光を出力できるので、きれいな白色を実現できるとした。