(仮称)さくらの里メガパワー発電所 完成予想図(出所:戸田建設)
(仮称)さくらの里メガパワー発電所 完成予想図(出所:戸田建設)
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(仮称)宮崎国富メガソーラー発電所 完成予想図(出所:戸田建設)
(仮称)宮崎国富メガソーラー発電所 完成予想図(出所:戸田建設)
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 戸田建設は3月19日、長崎市に「長崎さくらの里メガパワー計画」、宮崎市に「宮崎国富メガソーラー計画」のメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設に着手したと発表した。

 長崎市のプロジェクトは、出力約2MWで、2015年10月に運転開始の予定。九州ガスのグループのティービーコーポレーションと合弁会社を設立し、発電事業を行う。EPC(設計・調達・施工)サービスは戸田建設が務め、太陽光パネルは三菱電機製、パワーコンディショナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用する。

 宮崎市のプロジェクトは、NECキャピタルソリューションの子会社、リニューアブル・エナジー・マネジメント合同会社と合弁会社を設立し、太陽光発電事業を実施する。EPCサービスは戸田建設が担当し、太陽光パネルはハンファQセルズジャパン製、出力保証は丸紅となる。PCSはTMEIC製を採用する。

 2016年1月に竣工し、発電事業を開始する。約9万3400m2の敷地に、4.276MWの太陽光パネルを設置する。メガソーラー発電建設には適さないとされる、山の北斜面に位置する個人所有地(地目:山林)を借地する。

 戸田建設は、メガソーラー発電事業者として九州地方で1件、東北地方で1件の実績がすでにあり、今回の2つのプロジェクトを含め計4件で、合計21.6MWと実績となる。

 同社のメガソーラーを含めた再生可能エネルギー発電の施工実績は、この2物件を含めて11物件・発電出力128.2MWになる。メガソーラー発電以外にも、浮体式洋上風力発電を中心とした再生可能エネルギーの技術展開に取り組んでおり、新たな事業の柱として積極的に展開していく方針。