宮城県東松島市と積水ハウスは3月6日、災害公営住宅と周辺の病院などを結ぶマイクログリッドを構築し、電力を供給するスマートタウンを建設すると発表した。470kWの太陽光発電設備を設置し、大型蓄電池を使いつつ供給と需要を制御するCEMS(地域エネルギー管理システム)を開発・運用する。
同市柳の目北地区で2015年8月の入居を目指して整備している「東松島スマート防災エコタウン」が舞台となる。災害公営住宅85戸(戸建住宅70戸、集合住宅15戸)と周辺の病院、公共施設とエネルギー供給設備を自営線で結ぶマイクログリッドを構築する。
エネルギー供給設備のうち、太陽光パネルは、調整池に400kW、集合住宅15戸に60kW、集会場に10kWを設置する。このほか、500kWhの蓄電池、500kWの非常用バイオディーゼル発電機を導入する。