「家電抜き」と「家電込み」を合わせたZEH達成邸は66%に(出所:積水化学工業)
「家電抜き」と「家電込み」を合わせたZEH達成邸は66%に(出所:積水化学工業)
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家族の人数が少ないほどZEH比率は高くなる(出所:積水化学工業)
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寒冷地はZEH比率が低い傾向(出所:積水化学工業)
寒冷地はZEH比率が低い傾向(出所:積水化学工業)
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 積水化学工業は、太陽光発電システムとHEMS(住宅エネルギー管理システム)を搭載した住宅について、「電力量収支実邸調査(2014)」を実施し、2月9日に結果を公表した。

 同社は、1997年以降、太陽光発電システムの搭載を積極的に進め、2003年に「光熱費ゼロハイム」、2012年大容量太陽光・定置型大容量リチウムイオン蓄電池・HEMSの3点セットを標準搭載した商品を発売するなど、「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー住宅)」(オール電化の場合、消費電力量が発電電力量より少ない住宅)を推進してきた。

 今回は、2013年1~12月の間に入居済み「セキスイハイム」のうち、3545邸の2014年1年間の消費電力量・発電電力量・電力量収支について、通信機能付きHEMS「スマートハイム・ナビ」のデータを活用し分析した。

 調査の結果、2014年のZEHを達成した住宅は、家電込みで17%となった。昨年実施した「電力量収支実邸調査(2013)」では、家電込みのZEH達成邸は調査した母集団の13%だったが、全体の17%に拡大した。