東京電力の新富士変電所の南側にある、2カ所の土地に立地する（出所：静岡県小山町）
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静岡県小山町は12月25日、町内の湯船原地区における太陽光発電事業の公募の結果として、大和リース（大阪市）の名古屋支店を優先交渉権者に選定したと発表した。大和リースは、大和ハウス工業の子会社のリース会社。
小山町湯船地区の地権者をはじめとする「小山町湯船原地区太陽光発電事業地権者協議会（仮称）」が所有する面積27万773m2の土地で、太陽光発電事業を運営する。
東京電力の新富士変電所の南側にある、2カ所の土地からなる。
小山町が公表した大和リースの提案内容によると、合計出力16.320MWのメガソーラー（大規模太陽光発電所）を運営する。施工は、大和ハウス工業の東京本店が務める。
初年度の年間発電量は、1735万2594kWhを見込んでいる。
地域への貢献の一環として、防災・減災機能を充実させる。災害時に電力会社の送電網が停電した場合、非常用の電源として使えるようにする。メガソーラーの見学スペースに、そのための電源コンセントと充電器を設置する。
町役場と10カ所ある収容施設付きの避難所に、可搬型のLiイオン蓄電池を合計12台提供するほか、災害時の広報活動や避難所から発電所までの移動手段としてPHV（プラグインハイブリッド車）を1台提供する。
環境教育にも協力する。メガソーラーの見学スペースを設置し、見学台や発電状況の表示システム、概要説明用の展示パネルを設置する。また、町内の小学校5校に対し、「こどもエコワークショップ」を開き、自然の大切さや再生可能エネルギーを啓蒙する。町民に対しても、インターネット上で発電量などを公開する。
