稼働した「日立東金第一・第二太陽光発電所」(出所:日立キャピタル)
稼働した「日立東金第一・第二太陽光発電所」(出所:日立キャピタル)
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 日立キャピタルと日立製作所は12月8日、千葉県東金市(一部大網白里市)で「日立東金第一・第二太陽光発電所」の運転を開始したと発表した。同発電所は、合計出力5.2MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)で、年間の発電量は、一般家庭約1,500世帯分に相当する約527 万kWh と見込んでいる。全量を東京電力に売電する。

 日立製作所がEPC(設計・調達・施工)サービスを担当し、日立キャピタルが発電事業の運営を手掛ける。太陽光パネルはハンファQセルズ製、パワーコンディショナー(PCS)は日立製作所製を採用した。

 日立キャピタルの再生可能エネルギー事業は、2014年10月末に総発電容量で累計234MWとなっている。同社は、2015年度中期経営計画で、再エネ事業の総発電容量を累計350MW まで拡大する目標を掲げた。日立キャピタルが資金調達を支援し、日立グループの発電システムを提供するという一括サービスを基本とする。今後は太陽光発電事業に加え、成長の見込まれる風力発電事業も強化するという。

 日立製作所は、メガソーラー向けPCSや変圧器、遮断器などの連系設備から、運転監視システムや発電量の計測システムなどを展開する。これまで東京電力向けの13MW の設備や、大分ソーラーパワー向け82MWの設備を納入するなどの実績がある。