展示ブース
展示ブース
[画像のクリックで拡大表示]
薬局スタッフ向けコンテンツのメニュー画面の一例
薬局スタッフ向けコンテンツのメニュー画面の一例
[画像のクリックで拡大表示]

 コニカミノルタは、「HOSPEX Japan 2014」(2014年11月12~14日、東京ビッグサイト)に薬局向けのコンテンツ配信サービス「Rx-Channel」を出展した。調剤薬局の店頭に専用モニターを設置し、営業時間内に患者向け、営業時間外に薬局スタッフ向けのコンテンツを放映する。専用モニター(23型/32型/42型)やSTB(set top box)、通信機器などのハードウエアは無償で貸与し、月額5000円(税別)のコンテンツ利用料を課金する。2014年9月にサービスを開始した。

 同社はかねて、医療・健康分野のコンテンツ配信事業への参入を検討してきた。「病院向けは既に競合が多いことから、薬局向けに事業を展開しようと考えた。多くの薬局は店頭にテレビを設置しているが、薬局と患者の双方にとって有効活用されているとは言いがたい」(コニカミノルタ ビジネスソリューションズ)。そこで、薬局と患者の双方に有益なコンテンツにニーズがあると考えた。

 Rx-Channelは(1)患者の満足度を高めるコンテンツ、(2)薬局と患者のコミュニケーションを深めるコンテンツ、(3)薬局スタッフのスキルアップに役立つコンテンツ、の3種類から成る。(1)は最新のニュースや天気予報、健康関連情報、ヒーリング映像など、(2)は営業時間や休業日、保険証提示依頼など薬局から患者への案内、(3)は薬剤師向けの医薬品情報や受付スタッフ向けの接遇研修コンテンツ、などである。このうち(1)と(2)は薬局の営業時間内に、(3)は営業時間外に放映することを想定している。

 コニカミノルタは、配信するコンテンツに新薬の広告などを載せることで、製薬企業向けの商材としても活用したい考え。さらに、薬局の休業日に地域コミュニティーでの勉強会などに活用してもらうことで、「地域医療のハブとしての薬局の機能をサポートしたい」(コニカミノルタ ビジネスソリューションズ)と話す。

■変更履歴
第1段落と第2段落について、コニカミノルタからの申し入れを受けて記事初出時の記述内容の一部を改めました。本文は修正済みです。