「SolarView Air」の構成イメージ(出所:コンテック)
「SolarView Air」の構成イメージ(出所:コンテック)
[画像のクリックで拡大表示]

 コンテックは10月22日、太陽光発電設備の状態を遠隔で確認できる3G通信回線付き計測装置とクラウドサービスの新パッケージ「SolarView Air(ソーラービュー・エアー)」を発売した。計測装置と通信回線(無線)、クラウドサービスを1つにしたパッケージ商品で、計測装置の設置費用に加え、年間2万4000円(税別)の利用料で導入できる。

 同社は、太陽光発電計測・監視システムを「SolarView(ソーラービュー)」の総称で展開しており、低圧連系の小規模システムからメガソーラーまで累計1万サイト以上に採用されているという。

 「SolarView Air」は、現地に設置する計測装置に3G通信回線を備えているので、現地での通信回線工事が不要になる。低圧の野立てや土地付き分譲型の発電所などでも通信回線を気にせずに導入できる。

 パワーコンディショナー(PCS)のステータス情報や発電量のデジタルデータを直接通信によって取得する方式で、クランプ型電流センサーを使用したアナログ方式では難しい正確な計測データを元に監視できる。対応するPCSは13社85機種以上(2014年9月現在)。計測装置からサーバーに送信されたデータはクラウドサービスにより、最大20拠点の発電設備状態を一括で監視できる。

 累計5000サイト以上の導入実績を持つ「SolarView Compact」と同様、のデジタルサイネージ機能、日射量/温度計測機能、トラブル警報メール機能も搭載する。