古河電気工業は、国際熱核融合実験炉(ITER)向けの超伝導ケーブル約30tを日本原子力研究開発機構から受注したと発表した。同ケーブルはITER中央部に据える「センターソレノイド」(CS)と呼ぶ超伝導コイルに用いるもので、ニオブ・スズ合金(Nb3Sn)超伝導素線を撚り合わせた構造をしている。一定の磁場の中で定格電流を流せる最高温度(分流開始温度)は、10.85Tと45.1Aの条件で7.4Kと「世界最高の通電性能」(同社)という。
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