日本アジアグループ傘下の国際航業は10月14日、滋賀県大津市の公募した廃棄物最終処分場を活用した太陽光発電事業の事業者に採択されたと発表した。大津市大津クリーンセンターの約1.6haの土地に京セラ製太陽光パネルを設置する。出力は948kW。

 EPC(設計・調達・施工)サービスはNECネッツエスアイ、パワーコンディショナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用する。

 環境学習への貢献として、発電状況を表示するパネルを設置するほか、教材を作成して環境学習を実施する。また、災害時の対応として、自立運転型PCSとコンセント盤を併設し、可搬式蓄電池を導入する。系統電力の停電時に自立運転に切り換え、コンセントから蓄電池に充電し、避難所などに運んで電力供給できる。

 大津市大津クリーンセンターでの太陽光発電事業では、公募型プロポーザル方式により事業者を選定した。国際航業のほか、京セラTCLソーラー合同会社、IDEC、滋賀特機、M&Yが参加提案した。選定にあたっては、業務遂行力、事業の安定性・確実性、政策効果、経済波及効果、周辺地域への配慮、その他有益な提案・課題の6項目で評価して得点化した。その結果、国際航業が最も得点が高かった。