出力約8MWのメガソーラー「三井不動産八戸太陽光発電所」(出所:三井不動産)
出力約8MWのメガソーラー「三井不動産八戸太陽光発電所」(出所:三井不動産)
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青森県の南東部の「青森県八戸市北インター工業団地」に立地する(出所:三井不動産)
青森県の南東部の「青森県八戸市北インター工業団地」に立地する(出所:三井不動産)
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 三井不動産は10月1日、青森県八戸市に建設した、出力約8MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「三井不動産八戸太陽光発電所」が売電を開始したと発表した。

 同発電所は、青森県の南東部に位置する青森県八戸市北インター工業団地にある、古河電気工業の所有地に立地している。面積は約11ha。

 八戸市は、同県内では比較的、温和な気候で、積雪量が少なく、かつ、日照時間が長いという、太陽光発電に向く地域だとしている。

 年間発電量は、一般家庭の約2300世帯の消費電力量に相当する、約860万kWhを見込んでいる。設計・施工は、東光電気工事が担当し、太陽光パネルは東芝製を採用した。

 三井不動産は、三井グループの企業が保有する遊休地を中心に、出力規模の大きいメガソーラーを開発しており、今回の八戸市は4カ所目の稼働となる。

 稼働済みのメガソーラーは、山口県山陽小野田市の太平洋セメントの所有地の出力約13MW(メガソーラー探訪の関連記事1)、大分県大分市の三井造船の所有地の同約17MW(同関連記事2)、北海道苫小牧市の電気化学工業と日本ゼオンの所有地の約23MW。

 建設中のメガソーラーは、福岡県大牟田市の三井金属鉱業の所有地の同約6MWで、2014 年度中に発電を開始する予定。

 稼働済みの4カ所の合計出力は約62MWとなり、建設中の1カ所、出力約6MWの稼働後の4カ所の合計出力は約68MW、年間発電量は、一般家庭の約2万世帯の消費電力量に相当する、約7200万kWhとなる見込み。