米国の太陽光パネルメーカーのSunEdison社は9月、米グーグルが建設する、出力82MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「Regulus」において、プロジェクト開発から施工まで、一貫で担当すると発表した。

 SunEdison社にとって、北米で手掛ける最大規模のメガソーラー・プロジェクトになるという。

 SunEdison社はプロジェクト開発、EPC(設計・調達・施工)サービス、ストラクチャードファイナンス(証券化などの仕組みを利用して資金調達を行う手法)などを担う。また、SunEdison社の関連会社の米TerraForm Power社が、O&M(運用・保守)を担当する。

 建設地は、米カリフォルニア州カーン郡の油田・ガス田の跡地で、面積は737エーカー(約298万m2)。2014年下期に施工を開始し、SunEdison社製の単結晶シリコン型太陽光パネル24万8000枚以上を設置する。

 稼働後は、20年間の電力購入契約に基づいて、カリフォルニア州の電力事業者であるSouthern California Edison社に売電する。年間発電量は、一般家庭1万世帯以上の消費電力を賄うのに十分な量を見込んでいる。

 グーグルは、1億4500万米ドルの総投資額を、エクイティファイナンス(株式の発行を伴う資金調達)によって調達する契約を締結した。この資金調達に関して、米プルデンシャル・キャピタル・グループ、スペインSantander Bank社と提携した。

 グーグルは、三大陸で17案件、合計出力2.5GWの再生可能エネルギーによる発電所を建設するため、合計15億米ドル以上を投じることを決定している。