傾斜地での設置例(出所:日本軽金属)
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傾斜地での設置例(出所:日本軽金属)
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 日本軽金属は9月12日、アルミニウム製の太陽光パネル用架台「アルソルメガ」に新たなラインナップとして、傾斜地対応仕様のモデルを商品化したと、発表した。起伏の異なる傾斜地にも設置可能で、軽量なので重機の入れない場所にも設置しやすいという。

 従来の太陽光パネル架台「アルソルメガ」は平地用で、累計で100MW以上の販売実績がある。アルミニウムの特性を生かし、相対的に重さが軽く、耐候性などに優れていることが特徴という。あらかじめ工場でユニット化しているため、施工現場で作業効率が向上する利点もある。物件ごとに、施工地域の環境条件や顧客指定条件に従って個別に構造計算し、最適設計した場合のコスト提案も行っている。

 新モデルは、従来の「アルソルメガ」をもとに、需要増加が予想される傾斜地の太陽光発電システム、メガソーラー(大規模太陽光発電所)にも対応できるよう改善・改良を加えた。平地用と同様、ユニット工法のため、施工期間の短縮に貢献できるという。販売価格は従来品と比較して2割程度のコストダウンを実現した。今後は、平地用と合わせ、顧客のニーズに対応していくという。

 販売会社は、日本軽金属のほか、エヌ・エル・エム・エカル、住軽日軽エンジニアリング、日軽金アクト、日軽産業、日軽形材、理研軽金属工業となる。