「カゴメ十和田メガソーラー発電所」(出所:カゴメ)
「カゴメ十和田メガソーラー発電所」(出所:カゴメ)
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 カゴメは8月28日、トマトジュースを製造していた旧・カゴメ十和田工場(青森県十和田市)の跡地に建設した、出力1.89MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「カゴメ十和田メガソーラー発電所」が発電を開始したと発表した。

 旧・十和田工場は、1972年に操業をはじめ、1982年に製造拠点の集約により閉鎖されるまで、トマトジュースを製造していた。

 カゴメ十和田メガソーラー発電所は、子会社のカゴメ不動産(愛知県名古屋市)が運営する。敷地面積は5万9000m2で、5億5000万円を投じて、7200枚の太陽光パネルを設置した。年間発電量は、2025MWhを見込んでいる。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは関電工が担当した。太陽光パネルは中国・無錫サンテックパワー製、パワーコンディショナー(PCS)はスイスABB製を、それぞれ採用した。

 カゴメグループは、2014年1月に、山梨県市川三郷町の工場用地で出力1.89MW、2014年2月に、福岡県久留米市の配送センター跡地に同1.89MWのメガソーラーを稼働させている。今回が3カ所目のメガソーラーの稼働となる。

 3カ所合計で、カゴメグループの国内拠点における消費電力の約12%に相当する、年間6875MWhの発電量を見込んでいる。

 また、カゴメグループの太陽光発電事業では、東日本大震災が起きた日である、毎年3月11日の売電額を20年間、奨学基金に寄付する。2014年の寄付額は105万円だった。