宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ」に搭載した蛍光X線分光器(XRS)で取得したデータの解析により、小惑星「イトカワ」の元素組成を地球に多く飛来する隕石(普通コンドライト型隕石)と同じと推定した論文について、撤回を申し入れたと発表した(図1)。対象の論文は、2006年6月2日に学術雑誌『Science』に掲載されたもので、「X-ray Fluorescence Spectrometry of Asteroid Itokawa by Hayabusa」というタイトルのものという。JAXAによれば、はやぶさ関連の査読付きの論文は129件あるが、今回の撤回が影響するのは当該の論文1本だけだという。また、はやぶさが持ち帰ったイトカワのサンプル分析によって、イトカワの元素組成は普通コンドライト型隕石と同じであることが解明されているが、今回の一件がこの事実に影響を及ぼすものではないとしている。

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