ここはブラジル・リオデジャネイロの「エスタジオ・ド・マラカナン(マラカナンスタジアム)」。

ブラジル代表のユニフォームが並んだロッカールーム
ブラジル代表のユニフォームが並んだロッカールーム
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 “聖地”とも称される世界最大級のサッカー専用スタジアムの中にある選手のロッカールームに、ブラジル代表のユニフォームが並ぶ。写真が撮影されたのは2014年5月某日だった。

 6月に開幕した「FIFAワールドカップ ブラジル大会」の戦いは今、大詰めを迎えている。だが、世界の頂点を決する一戦に、ブラジル代表の姿はない。準決勝でドイツに大敗。初の自国開催のワールドカップとなった1950年大会でウルグアイに逆転負けして優勝を逃した「マラカナンの悲劇」から64年。雪辱の機会は将来に持ち越された。

 決勝戦に駒を進めたのは、アルゼンチンとドイツ。2014年7月13日(現地時間)に雌雄を決する。

 1948年に起工した同スタジアムは幾度か修繕の手が入り、今回のワールドカップに向けて大規模な改修工事が実施された。特徴的なのがLED照明の採用である。それらの多くを供給したのがオランダRoyal Philips社である。

マラカナンスタジアムの外観
マラカナンスタジアムの外観
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 本記事では、戦いの舞台であるマラカナンスタジアムを写真で紹介したい。なお、写真はすべてPhilips社の提供である。