「イランのウラン濃縮施設が2010年頃、コンピューター・ウイルスの攻撃を受けた事例では、運転員の画面が通常通りなのに、SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)システムがPLC(Programmable Logic Controller)に出す指令値を変えられた――。日本電気制御機器工業会(NECA)制御システムセキュリティ研究会主査の村上正志氏は、「つながる工場」のセキュリティーに関するイベント「Factory 2014 Network & Security」(2014年7月7日、東京・目黒雅叙園)において、「生産工場におけるサイバー対策全貌と投資効果について」と題して講演、制御システムに対する具体的に脅威と、NECAで作成している脅威への対応ガイドラインについて紹介した。
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