「高月太陽光発電所」の建設地の様子(出所:大京)
「高月太陽光発電所」の建設地の様子(出所:大京)
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長浜市役所内で交された地域支援協定書の調印式(出所:大京)
長浜市役所内で交された地域支援協定書の調印式(出所:大京)
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 大京グループの総合ビル管理事業を手掛けるオリックス・ファシリティーズ(東京都渋谷区)は、滋賀県長浜市に建設する「高月太陽光発電所」の施工とO&M(運営・保守)を一括受注したと発表した。同発電所は、旧高月自動車教習所跡地に設置する出力1.3MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)。今年4月に着工済みで、完成は9月になる予定だ。O&Mの受注期間は、今年9月から2034年8月までの20年間となる。

 同発電所は、米菓・醸造原料加工業を展開する森米穀(佐賀市)が、多角化の一環で建設し、事業化するもの。長浜市内で出力1000kw(1MW)以上のメガソーラーの建設は初めてとなる。太陽光パネルは、サニックス製、パワーコンディショナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 竣工に先駆けた6月2日、森米穀と長浜市は、長浜市役所内で地域支援協定書を結び、メガソーラー事業の円滑な推進に関して相互協力を確認した。協定内容には、災害時に情報通信機器の充電などに使う電力を市に無償提供すること、子どもの環境学習の場として活用することなども地域支援として盛り込んだ。オリックス・ファシリティーズも、施工会社として調印式に参加した。

 オリックス・ファシリティーズは、日本全国で太陽光発電の設置工事で47件、O&Mで74件の受注実績がある。出力1MWを超えるメガソーラーに関しても、O&Mを中心に受注を伸ばしている。