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日本生協連、新電力を設立して太陽光発電電力をグループ施設に供給

金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
2014/06/16 12:25
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野田流通センターの敷地に設置している太陽光パネル(出所:日本生活協同組合連合会)
野田流通センターの敷地に設置している太陽光パネル(出所:日本生活協同組合連合会)
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地球クラブの事業モデルのイメージ(出所:日本生活協同組合連合会)
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 日本生活協同組合連合会(本部:東京都渋谷区)は、2014年6月20日に新電力(PPS)「地球クラブ」(東京都渋谷区)を設立すると発表した。日本生協連が所有する太陽光発電所の発電電力をベースに、卸電力取引所から、バイオマス発電と小水力発電由来の電力を調達し、日本生協関連事業所などに供給する。

 当面、営業エリアは首都圏とし、日本生協連の物流子会社、シーエックスカーゴ(埼玉県桶川市)の物流施設に電力を供給する。同施設の使用電力量および事業の適正規模を考慮し、電力供給量5.7MW規模から事業を開始する。太陽光発電電力は、2013年7月に千葉県野田市の野田物流センターに設置した発電所(350kW)から調達する。

 固定価格買取制度(FIT)を利用し、地球クラブが日本生協連から買電し、供給する。FITによる再エネ賦課金の交付を受けることで、通常の電気料金と同等の水準で供給できるという。不足分は、電力卸売市場を通じて、外部のバイオマス発電事業者と小水力発電事業者から調達し、需給をバランスさせる。発電施設の保守などで、こうした発電事業者から調達できない場合に備え、一般電気事業者(東京電力)と常時バックアップ契約を結ぶ。

 設立する地球クラブの資本金は3000万円で、日本生協連が20%、シーエックスカーゴが80%を出資する。電力売買業務のほか、今後は、電力事業のコンサルティング業務も計画する。日本生協連の会員のなかには、独自に新電力を設立して、電力供給を目指す動きもあり、こうした会員の電力事業をサポートする。

 日本生協連は、原子力発電に頼らないエネルギー政策の実現と持続可能な社会をめざす立場から、再生可能エネルギー普及の一環として、2012年度より全国7カ所の物流施設に累計出力で約4MWの太陽光発電設備を設置している。今回、地球クラブが調達する太陽光発電所もそのうちの1つ。日本生協連は2014年度中にさらに2カ所に太陽光発電所を増設する予定だ。

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