東京電力と米Kurion社は、Kurion社の移動式装置により、福島第一原子力発電所のタンク水からストロンチウム(Sr)を除去する契約を締結した。東電はタンク水を処理するために、今回の装置より大規模な多核種除去設備(ALPS)の増設を続けている。ALPSは別途、セシウム(Cs)を除去したタンク水から放射性物質62種(トリチウム以外)を除去する設備で、タンク水を環境中へ放出できるよう処理することを最終目標としている。今回の装置はALPSの追加設置完了までの間、Srを集中的に除去するために使う。
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