米国の調査会社であるNavigant Research社は5月27日、地域の照明や携帯機器用の太陽光発電システムを指す「ピコソーラー(Pico Solar)」市場の展望を発表した。

 ピコソーラーとは、オフグリッド(独立型)の太陽光発電システムのうち、屋外レクリエーション、緊急用機器、オフグリッド地域における街頭や家庭の照明などに使われる太陽光発電システムを指す。

 Navigant Research社によると、ピコソーラーは、新たに立ち上がり、急成長が見込まれる分野の一つで、2014年には年間820万米ドルの市場規模となる。その後も拡大を続け、2024年には年間6430万米ドルとなる見込み。

 Navigant Research社では、特に、ピコソーラー市場のうち、街頭や家庭の照明などが、世界的に広がると分析しており、関連システムメーカーやサービス事業者、流通業者にとって、参入の機会が大きいとしている。