埼玉県滑川町に建設するメガソーラーの完成予想図(出所:東武鉄道)
埼玉県滑川町に建設するメガソーラーの完成予想図(出所:東武鉄道)
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 東武鉄道グループの東武エネルギーマネジメント(東京都墨田区)は、5カ所で合計出力5251kWの太陽光発電所を新設すると発表した。埼玉県内に2カ所、栃木県内に2カ所、千葉県内に1カ所を新設し、2014年秋から2015年春までに順次稼働する予定。

 東武エネルギーマネジメントが、東武鉄道、東野交通などの所有する土地や建物屋根を賃借し、太陽光発電設備を設置し、運営する。5カ所のうち、最大規模になるのは、埼玉県滑川町に建設する出力2275kWの案件で、東芝プラントシステムが施工し、東芝製の単結晶シリコン型太陽光パネルと、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製のパワーコンディショナー(PCS)を採用する。

 その他4カ所のうち、3カ所はシャープ製、1カ所はソーラーフロンティア製のパネル、PCSについては、3カ所はTMEIC、1カ所には富士電機製を採用する。また、施工については、3カ所は東武建設、1カ所はシャープが担当する。

 東武鉄道グループでは、2013年7月に栃木県佐野市に、民鉄グループで初めてとなる出力1188kWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を稼働させた。新設する5カ所の太陽光発電所は、これに続くものになる。いずれも固定価格買取制度(FIT)を活用して、売電する。