「私自身の責任として今期（2014年度）で構造改革をやりきり、来期（2015年度）へは持ち越さない」。ソニー代表執行役社長兼最高経営責任者（CEO）の平井一夫氏は、2014年5月22日に開いた経営方針説明会でこう意気込みを語った。今期もパソコン（PC）事業の撤退や人員削減などに伴うコストで、500億円の最終赤字を見込むソニー。不振が続くエレクトロニクス事業を不安視する声をよそに、「今期に黒字化を達成し、2016年3月期（2015年度）は4000億円の連結営業利益を目指す」（同氏）と言い切った。
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