Zepp Tennisの使用イメージ(図:Zepp Labs)
Zepp Tennisの使用イメージ(図:Zepp Labs)
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グリップの端にセンサーを取り付けて、データを端末へ無線伝送する(図:Zepp Labs)
グリップの端にセンサーを取り付けて、データを端末へ無線伝送する(図:Zepp Labs)
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Zepp Tennisの画面例。サーブのフォームを360度あらゆる角度から確認したり、ラケットの芯でボールをとらえた確率を確認したりできる(図:Zepp Labs)
Zepp Tennisの画面例。サーブのフォームを360度あらゆる角度から確認したり、ラケットの芯でボールをとらえた確率を確認したりできる(図:Zepp Labs)
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 米Zepp Labs社は、テニスのラケットにセンサーを取り付けて、その検知データからスマートフォンやタブレット端末でプレーを分析できる「Zepp Tennis」を発売した(発表資料)。スイングやバックスイングの速度、打ったボールの速度、ボールの回転、インパクトの時間などを測定または推定できる。これらのデータに基づいて、フォームの再現やショットの内訳(フォアハンド、バックハンドなど)を端末画面に表示する。二つのフォームを比較できるよう、重ねて表示するといった機能も備える。同社によれば、テニスのプレーをモバイル機器で3次元的に分析できる一般ユーザー向け製品は世界初という。

 28mm×28mm×11mmと小型のセンサー・ユニットを、ゴム製のマウントを用いて、ラケットのグリップの端に取り付けて使用する。重さはセンサー・ユニットとマウントの合計で18g程度。センサー・ユニットには2軸加速度センサーと3軸角速度センサーを搭載している。内蔵のフラッシュメモリーに2000回程度のスイングを記録できるという。内蔵のLiイオン2次電池は2.5時間で満充電でき、使用条件にもよるが8時間の記録が可能。Bluetooth 2.1経由でiPhoneやAndroidスマートフォンにデータを転送する。

 センサー・ユニットの価格は149.99米ドル。Apple storeやBest Buyで購入できる。ゴルフや野球、ソフトボールのプレー分析にも使える。アプリはApp StoreまたはGoogle Playから無償でダウンロードできる。英語、中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、スペイン語に対応している。