非住宅用太陽光発電設備の認定量の推移(出所:経産省の公表資料をもとに日経BP作成)
非住宅用太陽光発電設備の認定量の推移(出所:経産省の公表資料をもとに日経BP作成)
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 経済産業省は5月16日、再生可能エネルギー発電設備に関する2014年2月末時点の導入状況・設備認定容量について公表した。それによると出力10kW以上の非住宅用太陽光発電設備の導入量(運転開始済み)は約665万kWとなり、1月末時点の約621万kWから44万kW(約7%)増えた。一方、設備認定量は、1月末時点の2877.4万kWから2月末時点には3651.6万kWと、774.2万kW(約27%)も増えた。

 太陽光発電に関しては、2014年度からの買取価格の引き下げを見越して、2013年度内での設備認定を急ぐ事業者が集中したことが伺える。住宅用と非住宅用太陽光発電設備を合計した2月末時点の認定量は、3904.5万kWとなる。2014年3月末の認定量は、非住宅用太陽光だけでも4000万kWを超えるのはほぼ確実とみられる。

 一方、風力発電の設備認定量が2月末時点で、初めて100万kWを超えた。また、中小水力の認定量は26.1万kW、バイオマスは87.4万kW、地熱は1.3万kWとなっている。太陽光の急増が押し上げ要因となり、再生可能エネルギー発電設備全体の認定量は4120.5万kWと初めて4000万kWを超えた。そのうち、運転開始済みの導入量は815万kWとなっている。