WINフロンティアは、ウエアラブル心拍センサーを活用したストレス・リラックスなどのコンディション可視化サービス「Lifescore」の解析ソフトウエアの提供を2014年6月2日に開始する。クリニックやフィットネスクラブ、ヨガスタジオ、リラクゼーションサロン、ホテル・リゾートなどの法人向けに提供する。

 現代人は、ストレスなどから交感神経が優位になりがちで、その状態が続くと血流が悪くなり、便秘や冷え性、不眠、消化不良といった症状が出て免疫力低下を招くとされる。そのため、副交感神経をいかに高めるかが重要なテーマとなる。「Lifescore」のサービスを活用すると、簡単にこうしたコンディションのセルフチェックが可能になるという。なお、同サービスは、東京大学 医学部 教授の矢作直樹氏と順天堂大学 医学部 教授の小林弘幸氏が監修している。

 今回のサービスのフローは次の通り。まず、各法人の店舗などにおいて、心拍センサー「My Beat」を顧客に貸し出し、一定時間装着・測定してもらう。その後、各法人にて今回のソフトウエアを使用したデータの自動解析を行い、測定結果レポートを作成・発行する。そのレポートに基づき、生活習慣の見直しなどのアドバイスにも活用できる。レポートの中では、自律神経バランスを整えるのに有用な、日常生活で簡単にできるアクティビティも紹介する。

 測定レポートで出力される評価項目は、次の三つ。
・ 「メンタルコンディション」(起きているとき全体、行動ごと、寝ているときの自律神経の状態)
・ 「フィジカルコンディション」(カラダを動かした時間、姿勢の美しさ)
・ 「きょうのメンタル×フィジカルバランス」

 利用者がその時々における行動内容などを記録しておくと、「どんなときにストレスを感じているか」、「自分の気持ちと測定結果にギャップがあるか」などが分かるという。

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