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積水化学、10kW以上の太陽光とEVで、住宅のエネルギーを75%自給

金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
2014/05/02 17:51
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「グランツーユー V to Heim」の代表的な外観(出所:積水化学工業)
「グランツーユー V to Heim」の代表的な外観(出所:積水化学工業)
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「V to Heim」システムの概要(出所:積水化学工業)
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 積水化学工業は、電気自動車(EV)と10kW以上の太陽光発電システムとを連携させ、実用的なエネルギーの自給自足を目指す木質系スマートハウス「グランツーユー V to Heim(ブイ トゥ ハイム)」を5月1日から発売した。太陽光とEVの蓄電池を最適に連携することで、住宅全体で使う年間エネルギーのうち最大約75%まで自給できる。

 従来、EVから住宅に電力供給する「V2H」では、電力会社からの電気を一時的に遮断するなど様々な制約があった。「グランツーユー V to Heim」は、住宅メーカーとして初めて、EVと太陽光発電システムとの系統連系システムを標準搭載し、EVを住宅用蓄電池として本格的に活用できるようにした。HEMS(住宅エネルギー管理システム)によって太陽光発電システムとEVを連携することで、環境性と経済性に加え、「停電時の安心」を向上させたという。

 「V2H」システムとしては業界で初めて、停電時に太陽光の電力をEVに充電できるようにした。非常用電源としてEVの電気を使いきっても、太陽光からの再充電により再びEVを電源として利用できる。数日に及ぶ大規模停電が発生した場合でも、連日の家電利用が可能になる。また、高出力(最大6kW)の電力を利用できるため、エアコンやヒートポンプ給湯機、IH調理器も使え、ほぼ日常生活並みの暮らしを維持できる。

 10kW以上の太陽光パネルを搭載し、売電収入を得るほか、安価な深夜電力をEVに蓄電して朝晩に活用できる。これにより経済性を追求するケースでは、年間光熱費は一般住宅と比べ約62万円の削減効果、年間の自動車燃料費では、ガソリン車と比べ約6万円の削減効果となり、年間で合計約68万円の支出を削減できる見込みという。

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