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三井不動産などが商業施設とオフィス街で電力を融通、電気代を年間1000万円削減へ

  • 野澤 哲生=日経エレクトロニクス
  • 2014/04/24 15:53
  • 1/1ページ
平常時の電力融通の概要
平常時の電力融通の概要
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非常時の電力融通の概要
非常時の電力融通の概要
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AEMSとHEMS、BEMSとの関係
AEMSとHEMS、BEMSとの関係
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AEMSの電力の管理画面のイメージその1
AEMSの電力の管理画面のイメージその1
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AEMSの電力の管理画面のイメージその2
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 三井不動産は2014年4月24日、街づくりを進めている千葉県柏市の「柏の葉スマートシティ」において、太陽光発電などの電力を街区間で自営の送電線を用いて相互に融通するスマートグリッドの運用を2014年7月に始めると発表した。公道をまたぐ街区間での電力相互融通は日本で初めてという。

 電力融通は平常時と非常時でやや異なる。平常時に電力を融通するのは、柏の葉スマートシティの商業施設「ららぽーと柏の葉」と、オフィス街「ゲートスクエア」の間である。非常時は、これに住宅用マンション街である「パークシティ柏の葉キャンパス一番街」と「同二番街」が加わる。

 ららぽーと柏の葉には定格出力が0.5MW(500kW)の太陽光発電設備「ハーフメガソーラー」(三井不動産)が既に設置されている。加えて、2014年6月下旬には蓄電容量1万1850kWh、出力約1.8MWの大規模蓄電池を設置する。これに対して、ゲートスクエアには、定格出力220kWの太陽光発電設備と、蓄電容量約3800kWh、出力約0.5MWの蓄電池を設置済みで、さらに非常時に稼働する、出力約2MWのガス発電機を設置する計画だという。

平日はオフィス、休日は店舗に電力を傾斜

 平常時の電力融通の目的は主に系統電力に対する需要のピークカットである。具体的には、平日に電力需要が多いオフィス街「ゲートスクエア」に、「ららぽーと柏の葉」で発電、蓄電した電力を供給する。一方、休日には「ららぽーと柏の葉」の電力需要が増えるため、「ゲートスクエア」で発電、蓄電した電力を供給する。太陽光発電による系統電力の削減分とは別に、大規模蓄電池の導入による街区内でのピークカット、および街区間での電力融通によるピークカットによって、この地域での系統電力の最大電力需要を約26%カットし、電力料金にして年間約1000万円分を節約できるという。

 系統電力が停止するなどの非常時は、「ゲートスクエア」で発電、蓄電した電力を「パークシティ柏の葉キャンパス一番街」と「同二番街」のエレベーターや照明に供給する。

 こうした電力融通の制御は、街区間に「電力融通装置」を設置するとともに、各街区ごとに運用するBEMS(building energy management system)やHEMS(home energy management system)を統括するAEMS(area energy management system)を導入して実現する。このAEMSは、日立製作所と三井不動産、および日建設計が共同で開発。2014年5月中旬から運用を開始する。また、このAEMSと連携するHEMSはシャープと三井不動産が開発したという。

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