米Hawaiian Electric社は3月、同社が電力を供給している米ハワイ諸島のオアフ島、マウイ島、ハワイ島において、太陽光発電設備や風力発電設備の発電状況をインターネット上で公開し始めたと発表した。

 それぞれの島において、風の強さや雲といった日時ごとの天候変化を踏まえ、風力発電、住宅の屋上に設置した太陽光発電システムによる予想出力と、実際の出力を表示する。

 三つの島のうち、ハワイ島では、2013年に電力供給全体に占める再生可能エネルギー由来電力の比率が18%に達している。

 また、米国のSolar Electric Power Association(太陽光発電協会)のデータとして、ハワイ島は、2013年末時点で、電力事業者3社の電力網に系統連系している太陽光発電システムの数が4万件以上、合計出力容量が約300MWとなり、米国において、人口一人当たりの出力が最大になったと紹介している。