ソニーは、同社が保有する御殿山テクノロジーセンター(東京都品川区)のNSビルと4号館の土地と建物を売却する(発表資料:PDF)。2014年3月7日、住友不動産に売却することで同社と合意した。売却価額の合計は161億円。2014年4月中の売却完了を目指す。売却が完了すれば、ソニーは2014年度第1四半期(4~6月)決算に売却益およそ100億円を営業利益として計上する。

 両ビルには、メディカル分野やデバイス分野、デジタルイメージング分野などの従業員が入居していたが、今後は順次、本社(東京都港区)やソニーシティ大崎(東京都品川区)、厚木テクノロジーセンター(神奈川県厚木市)などへ移る。売却が済めば、御殿山テクノロジーセンターにソニー所有の建物として現存するのは、3号館、5号館、11号館、歴史資料館の4棟になる。