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 パナソニックは、同社の創業100周年となる2018年に向けた取り組み「Wonder創出活動」について、報道関係者を集めた説明会を開催した。

 Wonder創出活動は、パナソニックの今後の変革を牽引する取り組みの一つである。合言葉として「Wonders! by Panasonic」を掲げ、ユーザーが驚くような新しい発想を生み出すことを目標とする。同時に、「赤字が続いたことで社内に漂っている閉塞感を打ち破り、社員に元気になってもらう」(同社 ブランドコミュニケーション本部 本部長の竹安聡氏)ことも目指す。Wonder創出活動を始める前に実施した、社内の1万5000人の意識調査では、「これまでと異なる変革をしないといけない」との声が多かったという。

 Wonder創出活動のアプローチとして、「モノ(スペック)ではなく、ユーザーが驚きや感動を感じるコト(ストーリー)を語る」、「上意下達ではなく、やりたい人を起点に草の根的に取り組みの輪を広げる」といった例を挙げる。このために、ブランドコミュニケーション本部に設置したWonder推進室が、組織の壁を越えた現場レベルでの連携を促す役割などを果たす。

 従業員の意識を高めるために、変革の思いを募集して、社内に配信する企画も実施した。例えば「世界一高い山を作るのは、他の企業に任せればいい。パナソニックがやるべきことは、新しい山を作ることだ」といった作品が選ばれた。