「大型HITモジュール HIT290A」の設置イメージ(出所;パナソニック)
「大型HITモジュール HIT290A」の設置イメージ(出所;パナソニック)
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 パナソニックのエコソリューションズ社は、「HIT太陽電池モジュール」の公共・産業用製品ラインアップを拡充する(ニュースリリース)。「大型HITモジュール HIT290A」と「高強度HITモジュール HIT120A」の2機種を2014年それぞれ6月1日、7月1日より発売する。

 国内の公共・産業用の太陽光発電システム市場は、発電事業用での地上置きなどのほか、工場や倉庫の屋根、商業施設、オフィスビルや学校の屋上など、設置場所が多様化し、限られた設置面積の中で、発電量をいかに大きくするかというニーズが高まっている。同社は、こうしたニーズに対応し、HIT太陽電池モジュールのラインアップを拡大し、公共・産業用途でのさまざまな案件における発電量最大化のニーズに対応する。工場や倉庫の屋根などに使われることの多い折板屋根のスペースを有効に活用でき、地上置きにも適した「大型HITモジュール HIT290A」と、耐荷重性能を向上し、高層ビルの屋上などの高所にも設置可能な「高強度HITモジュール HIT120A」の2機種を発売する。

 「大型HITモジュール HIT290A」は、折板屋根に多い500mmピッチに最適化したモジュールサイズ。500mmピッチの折板屋根であれば、屋根のスペースに対しモジュールを狭い間隔で効率よく設置できる。また、ベースレールが不要となり、施工期間の短縮や架台コストを削減できるという。同時に、システムとして軽量化できるため、屋根への負担も軽減される利点も挙げている。

 「高強度HITモジュール HIT120A」は、独自のフレームデザインで厳しい風圧荷重に耐える高強度を実現し、耐荷重は社内基準で、風圧荷重6000Pa、積雪荷重6000Paという。太陽電池モジュールのフレームに「落下防止穴」を採用したほか、架台への取付は、通常のM6ボルトを上回るM8ボルトに対応した固定穴で設計した。