中国GCL-Poly Energy Holdings社グループが建設したメガソーラーの例。写真はSanriに建設した出力10MWの発電所(出所:GCL-Poly Energy Holdings社)
中国GCL-Poly Energy Holdings社グループが建設したメガソーラーの例。写真はSanriに建設した出力10MWの発電所(出所:GCL-Poly Energy Holdings社)
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 中国のシリコン・インゴットメーカーのGCL-Poly Energy Holdings社は、同社が51%を出資する子会社であるNingxia Qingyang New Energy社が建設した出力100MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が電力網に接続し、売電を開始したと発表した。年間予想発電量は150万kWhである。

 今回のメガソーラーは、寧夏回族自治区の中衛市沙坡頭区にあるトングリ砂漠に位置する。寧夏回族自治区は日射に恵まれ、中国における太陽光発電の適性評価で第3位の地域だという。寧夏回族自治区では、2013年に地上設置型の大規模な太陽光発電所の優遇策を施行し、メガソーラーの誘致に注力している。

 こうした条件や施策によって、中国の太陽光パネルメーカーのジンコソーラー・ホールディングス社も2013年12月に、寧夏回族自治区に出力200MWのメガソーラーを建設する計画を発表している。

 今回のNingxia Qingyang New Energy社のメガソーラーは、砂漠ならではの対策として、強風や砂、雨水の素早い蒸発への対応を太陽光パネルに施したことを挙げている。また、植林や草の栽培を組み合わせて、風と砂の影響を軽減したという。