ドイツに設置されたカナディアン・ソーラー社製パネル(出所:カナディアン・ソーラー)
ドイツに設置されたカナディアン・ソーラー社製パネル(出所:カナディアン・ソーラー)
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 カナダの太陽光パネルメーカー大手カナディアン・ソーラー(オンタリオ州)は12月27日、建設中のメガソーラー2サイトを売却すると公表した。同社の完全子会社である、CSI Holdco LLCが、PSEG・ソーラー・ソース社に2件の大規模太陽光発電所を売却した。2件の発電所による発電能力は合計4.4MWで、PG&E社に対して20年間の売電契約を結んでいる。
 
 「PSEG・シャスタ・ソーラー・ファーム」と呼ばれるこの2件の発電所は、カルフォルニア州ラッセン山とシャスタ山の間に位置し、標高1000m以上の高さにあるシャスタ郡最大の太陽光発電所。2013年7月に着工開始し、同年12月16日竣工、2014年初頭に商業運転の開始を予定している。カナディアン・ソーラー製の変換効率約15%の多結晶シリコン型太陽光パネルが約1万4600枚使用され、およそ785世帯分の電力が供給される予定。

 ブルー・オーク・エナジー社が、ターンキーベースでのEPC(設計・調達・建設)サービスを提供し、建設完了後にはO&M(運用保守サービス)を提供する。PSEG・ソーラー・ソースの社長、ダイアナ・ドライスデール氏は、「PSEGは、当社にとって7番目の大規模太陽光発電プロジェクトになる。今後も米国全土で太陽光発電や再生可能エネルギーに融資していく」と述べた。カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、「PSEGという著名な機関との大規模太陽光発電所の提携を誇りに思う。カナディアン・ソーラーは、米国、カナダ、日本など、世界中の主要市場だけでなく、中国などの新興市場においても実績があり、一層の事業拡大を目指す」と述べた。