白州技術センターに設置した「両面発電ソーラー」(出所:元旦ビューティ工業)
白州技術センターに設置した「両面発電ソーラー」(出所:元旦ビューティ工業)
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 元旦ビューティ工業は、製品試作や性能試験を行う白州技術センター(山梨県北杜市)に、太陽光発電設備の更改工事を開始した。同センターは、1994年に竣工し、「新エネルギーは屋根から」をコンセプトに、新製品の開発と共に実証研究の役割を果たしてきた。

 このたび同社独自の太陽光発電システムの実証研究を高めるため、南面勾配屋根の全面更改および北面折板屋根に、「両面発電Sun・Both(サンボース)」や、流動による発電効率の低下を抑制する「元旦ウイング」など自社製品を設置した。一般的な太陽光発電システムとの発電効果の比較も行う。2015年2月中旬の完成を予定。

 年間発電は7万kWhを見込み、発電した電力は白州技術センターの年間使用量約3万kWhの一部を賄うと共に、余剰電力については売電する。なお、工事は施工協力会の「山梨元旦会」会員が請負う。今後は同県にある山梨工場をはじめ、岡山工場・福島工場への太陽光発電システムの早期設置も検討している。