打ち上げに成功したイプシロン(2013年9月にTech-On!撮影)
打ち上げに成功したイプシロン(2013年9月にTech-On!撮影)
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CEATECで国内初披露となったi-ROAD(2013年10月に日経Automotive Technology撮影)
CEATECで国内初披露となったi-ROAD(2013年10月に日経Automotive Technology撮影)
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 経済産業省は2013年11月7日、2013年度のグッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)の中から「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」20点を発表した(発表資料)。9月に打ち上げに成功した宇宙航空研究開発機構(JAXA)のロケット「イプシロン」(Tech-On!特設サイト)や、トヨタ自動車が「CEATEC JAPAN 2013」で公開した3輪の2人乗り超小型電気自動車「i-ROAD」(Tech-On!関連記事)などが選ばれた。

 民生向け電子機器では、35mm判フィルムの画面サイズとほぼ同じ大きさのCMOSセンサを搭載したソニーのデジタル・カメラ「DSC-RX1」「α99」、ビデオ・カメラ「NEX-VG900」や、韓国Samsung Electronics社の曲面型有機ELテレビ「UN55S9C」が受賞した。

 このほか、日本を含む20の国と地域が共同で開発・運用する電波望遠鏡「アルマ」とその一部システム「モリタアレイ」や、三井海洋開発の浮体式潮流・風力ハイブリッド発電システム「SKWID」、川田工業の産業向け双腕ロボット「NEXTAGE」、ヤマハ発動機の新興国向け小型浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」、ダイハツ工業の軽自動車「タント」などが選ばれた。

 2013年度のグッドデザイン賞は審査対象が3400件で、このうち1212件が受賞した。グッドデザイン賞は、グッドデザイン金賞のほか、グッドデザイン・未来づくりデザイン賞(経済産業省商務情報政策局長賞)、グッドデザイン・ものづくりデザイン賞(中小企業庁長官賞)などの特別賞がある。