ソフトバンク苫東安平ソーラーパークの起工式(撮影:日経BP )
ソフトバンク苫東安平ソーラーパークの起工式(撮影:日経BP )
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挨拶するSBエナジー 副社長 兼 苫東安平ソーラーパーク 社長の藤井宏明氏(撮影:日経BP)
挨拶するSBエナジー 副社長 兼 苫東安平ソーラーパーク 社長の藤井宏明氏(撮影:日経BP)
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左から、三井物産 環境・新エネルギー事業部 部長 兼 苫東安平ソーラーパーク 副社長の上田 裕氏、苫東 社長の成田一憲氏、安平町長の瀧 孝氏、SBエナジー 副社長 兼 苫東安平ソーラーパーク 社長の藤井宏明氏、東芝 執行役常務の横田岳志氏(撮影:日経BP )
左から、三井物産 環境・新エネルギー事業部 部長 兼 苫東安平ソーラーパーク 副社長の上田 裕氏、苫東 社長の成田一憲氏、安平町長の瀧 孝氏、SBエナジー 副社長 兼 苫東安平ソーラーパーク 社長の藤井宏明氏、東芝 執行役常務の横田岳志氏(撮影:日経BP )
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 ソフトバンクグループで再生可能エネルギー事業などを行うSBエナジー(東京都港区)と三井物産は10月7日、最大出力約111MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」の起工式を開催した。北海道勇払郡安平町遠浅に建設するもので、2年後の2015年冬に発電を開始する予定。

 ソフトバンク苫東安平ソーラーパークは、北海道苫小牧市に拠点を置く苫東が所有する約166万m2の土地に建設し、三井物産とSBエナジーの折半出資で設立した「苫東安平ソーラーパーク」が発電事業者として運営する。

 EPC(設計・調達・建設)サービスは東芝が担い、太陽光パネルは東芝製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用し、架台は東芝プラントシステムが施工を担当する。年間予想発電量は、一般家庭約3万世帯分の年間電力消費量に相当する約1億801万4000kWhを見込む。

 起工式には、SBエナジー 副社長で、苫東安平ソーラーパーク社長を兼務する藤井宏明氏、三井物産の環境・新エネルギー事業部部長の上田裕氏、地主である苫東社長の成田一憲氏、安平町長の瀧孝氏、東芝執行役常務の横田岳志氏のほか、衆議院議員の荒井 聰氏、堀井学氏、参議院議員の徳永エリ氏など89人が参加した。

 ソフトバンク苫東安平ソーラーパークは当初、第2期分の建設が計画されていたが、北海道電力が4月、売電申請のあった最大出力2MW以上のメガソーラーの建設計画のうち、約4分の1しか電力網に受け入れられないと発表した影響により、第2期分の建設を断念した経緯がある。

 竣工式では、国会議員や北海道議会の議員、地元の安平町長から、国内トップクラスの出力規模を誇る発電所として、今後のメガソーラービジネスを占う象徴的な存在になって欲しいという期待の声が多く聞かれた。

 実際のメガソーラーの建設における特徴や工夫に関する内容については、追って関連記事を掲載する。