パナソニック ヘルスケアの超音波画像診断装置の例。頚動脈内中膜厚(IMT)を簡単に測定できる「GM-72P00A」。同製品などパナソニック・ブランドの超音波診断機器は今回の事業譲渡には含まれず、引き続きパナソニックが販売する
パナソニック ヘルスケアの超音波画像診断装置の例。頚動脈内中膜厚(IMT)を簡単に測定できる「GM-72P00A」。同製品などパナソニック・ブランドの超音波診断機器は今回の事業譲渡には含まれず、引き続きパナソニックが販売する
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 コニカミノルタは、パナソニック ヘルスケアから超音波診断機器関連事業を譲り受けると発表した。両社は、これまで共同で超音波システムの開発を進めてきたが、2014年1月1日付けで、パナソニック ヘルスケアが保有する超音波診断機器の企画、開発、製造、販売、保守などに必要な資産をコニカミノルタが譲受する。

 現在、パナソニック ヘルスケアが超音波診断機器をOEM供給している顧客との取引関係もコニカミノルタに引き継がれるという。

 コニカミノルタは、主力商品である「AeroDR」などのデジタルX線画像診断システムの拡充を図ると同時に、医療ITサービス事業の育成、そして今回の事業譲受により超音波診断機器の事業拡大を推進していく。

 一方、パナソニックは、2013年3月28日に開催した「新中期計画」の説明会において、ヘルスケア事業を手掛けるパナソニック ヘルスケアの事業再編をコーポレートの最重要案件として加速推進する考えを示していた。(関連記事)

■変更履歴
現行のパナソニック・ブランドの超音波診断機器の販売・保守については、今回の事業譲渡の対象外であるため、写真の説明文を追加しました。説明文は修正済みです。