液晶テレビの新製品と、LG Electronics Japan マーケティング統括 常務の李起旭氏(左)、同社C.E.商品企画&マーケティングチーム部長の土屋和洋氏(右)
液晶テレビの新製品と、LG Electronics Japan マーケティング統括 常務の李起旭氏(左)、同社C.E.商品企画&マーケティングチーム部長の土屋和洋氏(右)
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 LG Electronics Japanは、液晶テレビの新製品7シリーズ、17機種を2013年4月下旬から日本国内向けに順次発売すると発表した。今回発売するのは、同社が「LG Smart TV」と名付けた、さまざまな映像コンテンツやアプリケーション・ソフトウエア(以下、アプリ)を簡単に楽しめることを目指した液晶テレビの第2弾である。操作や検索を容易にすると共に、60型の大画面テレビをラインアップに追加した。

 操作性の向上のために、同社は今回、リモコンを改良した。デザインを一新して持ちやすさを改善したり、ボタンの位置を分かりやすくした。さらに、リモコンを振るだけで操作できるジェスチャー操作機能を強化して、数字を画面に描くと、そのチャンネルに直接切り替えられるようにしている。また、デュアルコアCPUを搭載することで、チャンネルやWebサイトの切り替えを従来の1.2倍に高速化した。Webサイトを検索する際には、リモコンのマイク・ボタンを押し、リモコンに向かって検索したいキーワードを話すだけで、素早く検索できるようにしている。この他、リモコンを使わずに、画面に向かって手をかざして動かすだけで、音量調節や選局などを実行できる機能も搭載した。

 製品ラインアップについては、今回初めて60型テレビを追加した。画面周囲の額縁やフレームと呼ばれる部分の幅を、2012年発売の55型テレビの4.9mmから今回2.6mmに縮小している。これにより、従来の55型テレビを設置できる空間があれば、今回の60型テレビも設置できるという。

 製品価格はオープンである。予想実売価格は、60型の2機種が35万円前後と27万円前後、55型の4機種が21万円前後~35万円前後、47型の3機種が16万円前後~23万円前後、42型の3機種が13万円前後~17万円前後、32型の3機種が6万円前後~9万円前後、26型が5万5000円前後、22型が4万5000円前後である。