米Linear Technology社は、入力電圧範囲が+3.5~60Vの反転型DC-DCコンバータ制御IC「LTC3863」を発売した。出力電圧範囲は-0.4~-150V。出力電流は最大3Aである。特徴は、必要なインダクタが1個である点だ。一般に、低電力から中電力の反転型DC-DCコンバータでは、結合型インダクタやトランスが必要で、回路規模が大きくなり、その構成が複雑になるという課題を抱えていた。今回は、回路設計を工夫することで、1個のインダクタでの動作が可能になった。車載用電子機器や重機、産業用制御機器、ロボット、通信機器などに向ける。
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