PS4のハードウエア仕様
PS4のハードウエア仕様
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 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2013年2月21日、次世代の据置型ゲーム機「プレイステーション 4(PS4)」を発表した。新型コントローラやクラウド・ゲーム・サービスに対応した他、ソーシャル機能を強化した点が特徴である。2013年末(ホリデーシーズン)の発売を予定する。

 新型コントローラ「DUALSHOCK 4」は、現行の「DUALSHOCK 3」と外観は似ている。前面にタッチ・パッドや「SHAREボタン」を、上部側面にLEDを利用した「ライトバー」を新たに備えた。DUALSHOCK 4では、PS4専用カメラ「PlayStation 4 Eye」と組み合わせることで、空間の奥行きや3次元位置を検知できるという。検知には、ライトバーを活用しているとみられる。

 クラウド・ゲームに関しては、2012年にSCEが買収した米Gaikai社の技術を基にしている。クラウド・ゲーム・サービスを通じて、PS3の多くのタイトルを配信するという。

 ソーシャル機能に関しては、例えば自分のゲームのプレー動画を、他のユーザーが閲覧できるようにした。録画したゲームのプレー動画を友人と共有できる。自分のプレーを動画共有サービス「Ustream」などを使って、リアルタイムに配信できる。これらの機能に関しては、コントローラにあるSHAREボタンで可能にするもよう。また、ゲームに行き詰まったら、他のユーザーからアドバイスを受けることもできるソーシャル機能も用意するという。

 PS4の本体仕様は、PS4向けに開発されたx86アーキテクチャに準拠した8個のCPUコアとGPUを搭載する。176GB/秒の帯域幅を持つGDDR5のメモリを8Gバイト搭載。こうしたハードウエアの進化などによって、CGで描いた人間キャラクター上で、深い感情を表現できるようになったとする。

 また、PS4は、SCEの携帯型ゲーム機「PlayStation Vita」の他、スマートフォンやタブレット端末などと連携可能で、「好きなゲームをどこででも体験できる」(SCE)とする。PS4のメニュー画面では、ユーザーの好みに合わせておすすめのコンテンツ情報を表示できるという。

新型コントローラ「DUALSHOCK 4」の外観
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DUALSHOCK 4のハードウエア仕様
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PlayStation 4 Eyeの外観
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PlayStation 4 Eyeのハードウエア仕様
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