三洋電機は、デジタル・カメラおよびデジタル・ムービー・カメラ事業を売却する(ニュースリリース)。同事業を担う100%子会社の三洋DIソリューションズの全株式を2013年3月31日付でAP26に譲渡する予定。AP26は、投資会社のアドバンテッジパートナーズが運営するファンドが出資する特別目的会社である。

 三洋電機のデジタル・カメラ事業は競争の激化とそれに伴う価格下落の影響で、業績が低迷。2011年度の売上高は前年度に比べて2割ほど落ち込んでいた。同社は2012年7月1日、意思決定の迅速化と強固なファイアウォールの確立を目的に、デジタル・カメラおよびデジタル・ムービー・カメラ事業を別会社化して強化策を施してきた。今後は投資経験の豊富なアドバンテッジパートナーズの下で、積極的に事業を展開するとしている。