お薦めトピック

【MEDICA 2012】指を触れるだけで測れる血圧計、日本大学が展示

2012/11/19 09:28
小谷 卓也=日経エレクトロニクス 兼 デジタルヘルスOnline
人差し指の部分で計測している
人差し指の部分で計測している
[クリックすると拡大した画像が開きます]
乳がんチェッカー。模式的に乳がんの箇所(赤い部分)を作り、センサが反応することをデモしていた
乳がんチェッカー。模式的に乳がんの箇所(赤い部分)を作り、センサが反応することをデモしていた
[クリックすると拡大した画像が開きます]

 日本大学は、2012年11月14~17日にドイツ・デュッセルドルフで開催された「MEDICA 2012」で、指を触れるだけで計測可能な血圧計を展示した。カフ(圧迫帯)なしで計測できるため、乳幼児や高齢者などの血圧計測が容易になる利点がある。

 血圧計に配置された小さなボタン形状の部分に指を触れることで、血圧を計測できる。ボタン形状の箇所には、LEDとフォトトランジスタを配置している。LEDから発した光が指で反射し、その反射光をフォトトランジスタで検出する。

 具体的な計測の仕組みは明らかにしていないが、日本大学 工学部 教授の尾股定夫氏が開発した「位相シフト法」と呼ぶ技術を用いていると説明する。位相シフト法は、外部駆動電源を利用せず、センシングした信号を利用してシステムを駆動させる技術。これにより、「部品点数が少なくなり小型化しやすい他、S/N比が大幅に高まる」(同氏)という。

 同様に、位相シフト法を利用した「乳がんチェッカー」も展示した。乳がんチェッカーは前回のMEDICAでも展示していたが、大幅に小型化したり、音や光で反応を知らせる仕組みを導入したりするなど、使い勝手を高めた。がんが存在する場合は、血管が集まることで周囲と色が微妙に変わる(赤くなる)ため、光が吸収されて反射光が減るという。この変化を検知する仕組みである。

【日経デジタルヘルス・セミナー】

次世代がん診断サミット2015
~「超早期」への破壊的イノベーション、始まる~


1滴の血液や尿、呼気などといった容易に取得できる生体試料からがんの兆候を捉えるといった破壊的イノベーションの最新動向や、それらのイノベーションがもたらす医療のパラダイムシフトなどについて一望できるプログラムを用意しました。詳細はこちら

日時:2015年9月2日(水)10:00~17:00
会場:富士ソフト アキバプラザ(東京・秋葉原)

お知らせ

日経デジタルヘルス Special

記事ランキング