技術経営 技術者が知っておきたい経営と市場の最新情報
 

日立金属と日立電線が経営統合へ、存続会社は日立金属

中道 理=日経エレクトロニクス
2012/11/13 19:39
印刷用ページ

 日立金属と日立電線は2012年11月13日、2013年4月1日付けで合併をめざすことで、基本合意したと発表した。日立金属が日立電線を吸収する形で合併する。エレクトロニクスや自動車、産業インフラなどの各分野で両社の相乗効果のある製品提供や、生産・販売・営業拠点を効率的に運用することで、持続的に発展することが狙いという。

 今回の提携に至った背景を、日立電線の執行役社長の高橋秀明氏は「日本市場では持続的な成長が見込めないため」と説明した。同社は電力用、産業用、情報通信用などの電線を主力事業とするが、いずれも「国内市場が縮小している」(同)。持続的な成長のためにはグローバル化が必須となるため、「その方向が一致していた日立金属と合併することにした」という。両社の国内リソースを効率的に活用し、余剰分を海外の活動に向ける。

 両社の製品を合わせることで、顧客に対して関連商品を一体で販売したり、付加価値を付けた製品を提供できたりする可能性があるという。例えば、自動車向けでは日立金属が得意とする自動車向けスイッチと、日立電線が得意とする自動車の電装品の組み合わせ、医療向けでは日立金属のCTスキャン向けの磁性体などの素材と、日立電線のケーブルの組み合わせなどが考えられる。

 なお、今後の売上目標や国内拠点の統廃合などについては「これから棚卸しを行い、判断していく」(日立金属 執行役社長 藤井博行氏)とし、明確な数字や規模は示さなかった。

【技術者塾】
実践で学ぶ!システム設計力強化トレーニング(9/2・3開催)

~複雑化する製品の設計情報を見える化し、品質向上と開発効率化を実現~


システム・サブシステムにおいて、要求⇒機能⇒実現手段の順に段階的に設計案を具体化しながら、各段階において異分野の技術が相互に与える影響や背反事項のすり合わせを行うことが重要です。また、元々日本企業が得意なすり合わせをより効率的・効果的に行うために、設計情報を見える化し共通言語とすることが必要です。これらにより、システム目標の未達や見落としを防ぎ、品質向上と開発効率化の実現を目指します。詳細は、こちら
日時:2015年9月2日(水)・3日(木)
いずれも10:00~18:00
会場:京王品川ビル セミナールーム(東京・品川)
主催:日経テクノロジーオンライン
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング